カレンダー
05 | 2025/06 | 07 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
広告
燕市(分水地区)にある大河津分水に行きました。
1896年(明治29年)の「横田切れ」を受けて着手された大河津分水を造る土木工事は、1909年(明治42年)から1927年(昭和2年)の工期や、1,000万人ともいわれる人工のとおり、規格外の大事業でした。信濃川の河口から50㎞上流に日本海に抜ける分水路を設けたことで、越後平野の水害を防ぎ、新潟の発展に寄与しています。
写真は「旧洗堰」です。信濃川の川幅いっぱいに設けられ、増水時に下流への水量を調整する(分水路に流れる水量を増やす)機能がありました。1922年(大正11年)の竣工から2000年(平成12年)まで使用されていました。竣工時には堰の高さを可変させオーバーフローする水量を調整していたことから、1959年(昭和34年)にゲート式に改修されて水に洗われることが無くなっても「洗堰」と呼ばれました。2000年(平成12年)に竣工した新しい堰にも名前が受け継がれています。
2000年(平成12年)に信濃川の流れを変えたことで、旧洗堰には水が流れていないので近づいて観る事ができます。巨大なスケールとコンクリートの質感がすごいと思います。
新発田市にある「新発田市役所 ヨリネスしばた」に行きました。
低層部と高層部が中間免振層で分割されています。空のようなガラス張りの高層部の存在を分割することで、低層部は商店街の建物群と同じ高さに抑えられています。低層部に人々の集まる広場となる巨大な空間を設けています。市庁舎新築に当たって、中心部の商店街の空洞化対策や市街地再開発の機能を持たせるという設計者「ヨコミゾマコト」の狙いは明快です。
執務室のある高層部にも入りましたがデザインに一貫性があって良いと思いました。カテナリー曲線に配した部材でフロアを吊ったり、免振シャフトを用いないエレベータ(シャフトは低層部と一体になっている)だったり、ペリメーターの空調対応だったり、いろいろと面白いことをしていて刺激的です。