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Orange Wanderer
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 新発田市にある「新発田市役所 ヨリネスしばた」に行きました。
 低層部と高層部が中間免振層で分割されています。空のようなガラス張りの高層部の存在を分割することで、低層部は商店街の建物群と同じ高さに抑えられています。低層部に人々の集まる広場となる巨大な空間を設けています。市庁舎新築に当たって、中心部の商店街の空洞化対策や市街地再開発の機能を持たせるという設計者「ヨコミゾマコト」の狙いは明快です。
 執務室のある高層部にも入りましたがデザインに一貫性があって良いと思いました。カテナリー曲線に配した部材でフロアを吊ったり、免振シャフトを用いないエレベータ(シャフトは低層部と一体になっている)だったり、ペリメーターの空調対応だったり、いろいろと面白いことをしていて刺激的です。
 

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富山県美術館 内藤廣

 富山県富山市にある「富山県美術館」に行きました。
 老朽化した旧美術館を富岩運河環水公園の西地区みはらしの丘に移転新築し平成29年(2017年)に開館しました。周囲の環境から軸線をとった、説明のつくしっかりとした形であると設計者の内藤廣は語っています。
 地場の部材であるアルミと杉をふんだんに使用し、納まりも凝っていて面白いと思いました。

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聖籠町立図書館
 
 北蒲原郡聖籠町にある「聖籠町立図書館」に行きました。
 大屋根の下の本のまち、というコンセプトで図書館としての用途だけでなく町民が集い交流する施設を目指しているとのこと。
 2分割の屋根とハイサイドライトを組み合わせた外観により、内部の機能や空間を構成する設計が良いと思いました。深い庇と天井が繋がって見えるのも素敵です。
 設計は「株式会社佐藤総合計画」です。日本でTOP10に入る大手組織系設計事務所です。

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せきかわ歴史とみちの館 香山壽夫

 岩船郡関川村にある「せきかわ歴史とみちの館」に行きました。
 近接する渡邉邸からディテールを借用しているのは見たとおりですが、回廊の展示室を歩くと、外光の採り入れ方や空間や構造を見せ場にする巧みな設計がなされていることが分かります。
 設計は、ルイス・カーンに師事した建築家、香山壽夫(こうやまひさお)です。さいたま芸術劇場で数々の賞を獲り、既に有名建築家となっていたのに、関川村はよく捕まえることができたと思いましたが、香山壽夫は渡邉家の親戚筋なのだとか。

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石置木羽葺屋根 渡邉邸
 
 岩船郡関川村にある「渡邉邸」に行きました。
 大豪農かつ大豪商であった渡邉家の財力により、職人が思うままに技を尽くした邸宅と庭園は素晴らしいものです。国の重要文化財にも指定されており、これだけのものは少ないのではないでしょうか。

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堀部安嗣
 
 新潟市中央区にある新潟テルサで行われた「「住まいの基本を考える」トークイベント」に行きました。
 「オーガニックスタジオ新潟」の創業10周年事業として企画されたもので、建築家「堀部安嗣」を招き講演とトークセッションが行われました。継続的に意識しなければならない問題点についていろいろと語られ、面白いイベントでした。

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バウハウス
 
 新潟市中央区にある新潟市美術館で開催中の「きたれ、バウハウス -アート/デザインの原点ー」に行きました。
 今年はバウハウス開校100年ということで、各所でバウハウスに関連した企画展が開催されていますが、新潟でもこうした企画展が開催され嬉しいです。幅広い年齢層で盛況でした。

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諸橋近代美術館
 
 福島県北塩原村にある「諸橋近代美術館」に行きました。
 ゼビオ(スーパースポーツゼビオやヴィクトリアのブランドを持つスポーツアパレル)創設者の諸橋延蔵が自身のコレクションを展示するために建設した美術館です。ダリの彫刻作品や絵画のコレクションは素晴らしいものでした。
 裏磐梯に突如建つ西洋建築風の美術館は、諸橋延蔵の示したスケッチ、イメージに忠実に建設されたそうです。とにかくお金がかかっており、お金持ちのする事は凄いと思いました。

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前川國男

 新潟市美術館には、「近代建築ツーリズムネットワーク」のマークが掲げられています。
 平成28年度から行われている、「前川國男」作品を核に近代建築の観光資源化を図る広域的な自治体の活動で、建築雑誌等では何度か取り上げられています。
 前川國男は新潟市中央区出身の郷土の偉人です。コルビジュエに学んだ日本のモダニズムの先導者であり、丹下健三の師である大建築家ですが、残念ながら新潟県でもあまり知名度がありません(日銀総裁で前川リポートの弟に負けるかも。)。穏やかで今風に言えば「映えない」作風と、丹下健三が強烈なことで、隠れてしまうのかと思います。建築の実務者こそ前川作品を見るべきとは思いますが。

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 新潟市中央区にある「新潟市美術館」に行きました。
 1986年竣工であり、新潟市出身の建築家「前川國男」の最晩年の作品です。
 打ち込みタイルや空色の天井などのディテールや、地形を取りこむことや冗長性を重視することなど、前川國男の作風が非常に色濃く出ていると思います。

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