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Orange Wanderer
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東京国立近代美術館本館
 
 東京都千代田区にある「東京国立近代美術館本館」に行きました。
 1969年にブリジストンの創業者である石橋正二郎が寄贈した建物です(石橋→stone bridge→ブリジストンと名付けた。)。
 建物の設計は、初代明治村館長としても知られる「谷口吉郎」です。その息子である「谷口吉生」も有名な建築家です。どちらもモダニズムを作風としています。
 エントランスの柱列と庇、スラブの見せ方が素敵だと思います。

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オプスタワー
紙の美術博物館

 現在合併で長岡市となった、旧小国町にある「紙の美術博物館」に行きました。
 もともとは、小国地域振興公社という第3セクターが運営するスキー場「オプス小国」の中核施設として、ジャグジーやカフェ、レストランを備えていました。しかし中途半端なスキー場は集客が振るわず、平成5年の開設以降赤字を垂れ流し、平成10年に運営する公社が経営破綻しました。
 現在は長岡市の施設として、特産である小国和紙を展示しています。
 オプスとは、Oguni Pastoral Snow Resort の意味です。Pastoralという通り、周辺は田んぼが広がり、牧歌的な雰囲気です。その中にそびえる原色のタワーは非常に目立ちます。
 設計は毛綱毅曠(もずなきこう)です。地域振興のためのリゾート、急ごしらえでバックボーンが無いから箔付けのために名のあるデザイナー等を連れてくる、というバブル期の典型的な企画です。バブルがピークアウトしてからオープンしてしまったので、失敗に終わりました。

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瞑想館
 
 新潟市中央区にある、新潟市が管理する中国庭園「天寿園」へ行きました。
 天寿園の中にある「瞑想館」は「売れる設計」の「村野藤吾」最後の作品です。新潟県糸魚川市にある「谷村美術館」の設計過程で残されたスケッチ等をもとに、1984年に村野藤吾が亡くなった後、1988年に建てられたためです。
 というわけで、中国庭園の中に建てるつもりではなかったはずですが、池の中に浮かぶ花のような建物の姿は周囲になじんでいるように思います。サムシング・ニューが感じられるでしょうか。

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くびき駅の外観
くびき駅の内装 
 上越市頸城区にある「くびき駅」です。犀潟と六日町をつなぐ北越急行「ほくほく線」の無人駅です。
 設計は毛綱毅曠(もずなきこう)です。北海道を中心に活動し2001年に亡くなりました。前衛的、挑戦的と評される作風は、一方では機能に欠けるとして、毀誉褒貶のある建築家です。
 くびき駅は、銀色のドームに目玉のような丸い窓が一つだけ、正面は赤い杉板が張られています。駅の中に毛綱毅曠の言葉が掲示してあり、異様に思える形のひとつひとつに意味があるのだと説明されています。とはいえ納得できるかは、人によるかもしれません。

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 伊東豊雄の設計によるTOD'S表参道ビル(2004年)に囲まれたような円筒型の建物が、團紀彦の設計による表参道けやきビル(2013年)です。
 それぞれが個性的な建物であるのに共生しているようで面白いです。
 構造がそのまま外観の特徴的な開口になっているところは共通点かもしれません。

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 東京のプラダブティック青山店を見てきました。
 設計は、北京五輪の鳥の巣を設計した「ヘルツォーク&ド・ムーロン(HERZOG & de MEURON)」と竹中工務店です。H&dMはスイス出身の建築家2名によるユニットです。
 斜線制限による形状や、ガラスをはめ込んだ斜めの格子がそのままトラスフレームになっている所(成立させるために免震装置を併用している)など、奇抜な外観にも理由があるのが面白いです。2005年に日本建築学会賞、JSCA作品賞を受賞する等、非常に評価の高い建築物です。
 自分を含めてプラダを買わなそうな人がこの建物の周りをうろうろしていると、建築好きのひとなのかな、と思います。

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 上野の国立西洋美術館に行きました。
 ミケランジェロ展、ル・コルビュジエ展を見ました。どちらも芸術と建築の分野で多くの作品を残した巨匠です。
 国立西洋美術館の本館は、日本で唯一のル・コルビュジエの設計による建築物です(新館は弟子の前川國男による。)。その中で、ル・コルビュジエの作品を展示するという企画が良いと思いました。全て見て回りボリュームがあるため疲れましたが、たいへん満足しました。
 

 また、国立西洋美術館は、日本で初めて免震レトロフィット工法による耐震改修が行われた建築物としても有名です。歴史的にも評価の高いオリジナルの意匠を変えることなく、耐震性を高めています。

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 山形県の寒河江市役所です。
 黒川紀章が独立して初めて手がけた公共建築であり、庁舎建築の傑作のひとつとされています。
 4つのコア(柱)で上層階を吊り、コアの中央が大きな吹き抜けのホールになっています。構造がそのまま意匠表現となり全体を端正にまとめたモダニズムのお手本のような建物でした。
 ホールには岡本太郎が寄贈した独特の照明がありました。黒川紀章と岡本太郎は大阪万博で親交があったと思いますので、独立記念のプレゼントでしょうか。
  現在は、免震レトロフィット工事を行っていました。耐震工事で意匠変更せず、建物を残す判断はすばらしいと思いました。

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 「せんだいメディアテーク」を見てきました。
 今年プリツカー賞を受賞した「伊東豊雄」の代表作です。
 6枚のプレートと呼ばれるスラブと13本のスパイラルチューブと呼ばれる柱による独特の構造や、ダブルスキンと呼ばれる外観と空調等、見どころがいっぱいです。
 内部にはギャラリーやスタジオ、市民図書館があり、多くのイベント等で市民の集まる場になっているのだと思いました。


 「宮城県図書館」も見てきました。
 設計は、「原広司+アトリエ・ファイ建築研究所」です。
 泉パークタウンの調整池に面して建てられており、緑の中でメタリックに輝くチューブのような建物が目立っていました。
 外観が、そのまま図書館閲覧室の天井の形状となっており、面白い空間になっています。

 仙台市民は2つの凄い図書館を利用できて良いなと思いました。

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十日町情報館

 十日町市にある「十日町情報館」に行きました。
 図書館の中での写真撮影は通常不可なのですが、映画「図書館戦争」の公開を記念して内部の撮影が許可されたため、行ってきました。
 半地下の閲覧室や、豪雪地帯である十日町市の積雪に対応した屋根の構造がハイライトでしょうか。
 設計は、「海の博物館」や「安曇野ちひろ美術館」で知られる内藤廣です。
 10年くらい前にこんなに素晴らしい建物があると十日町市の人に連れられて見に来たことがありました。自慢できる建物と思います。

キナーレ

また、近くには原広司の設計による「キナーレ」があります。こちらも素敵です。

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